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「寝付くとどうなるか」
高齢になると、入院する人が増える。
つまづいて転んで足の骨折。
バランスを崩して手をつき骨折。
熱が出たなと気付くと肺炎だったり、
持病の悪化で検査入院する人もいる。
入院すると、たいがいの人はベッド上で安静にさせられる。
骨折だと手術が終わって抜糸まで、2週間くらいか。
肺炎は種類にもよるが、軽症の経過観察で1週間、
肺が真っ白になっている場合は呼吸困難が伴うため入院期間は長くなり、重症の場合は1ヶ月にもなる。
特に高齢者は、肺炎が良くなっても抵抗力が戻るまで時間がかかり、入院が1ヶ月以上になる。
入院し安静にするとどうなるか。
以前、フレイル予防のセミナーで聞いた、東大高齢社会総合研究所の教授:飯島勝矢先生の内容が衝撃的だった。
(人は、歩かないと歩けなくなる。
人は、安静にして2週間寝込むと、7年分が一気に過ぎる。)
80歳で肺炎で入院し、重症になって1ヶ月が過ぎた人は、
退院する時には、94歳の身体になっているということだ。
それも食事が出来ていることが、前提らしい。
誤嚥性肺炎で入院すると、誤嚥を繰り返さないために絶食になる。
点滴だけで1~2週間過ごすことになる。
肺炎に薬が効いたとしても、回復力がなく予後が悪い。
肺炎の死亡率が、高齢になるほど、寝たきりになるほど高くなるのは、
抵抗力が無くなるからなんだ。
健康寿命を延ばすためには、寝付かないこと。
生活にリズムを作り、「しっかり噛んで食べる」「なるべく歩く」「ワイワイ喋る」。
入院前のADLを、どれだけ維持できているかが鍵だな。
寝付かない。寝付かせない。
「2週間で7年の老化」を呪文のように唱えてみよう。