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「酪農業の倒産」
毎日、倒産の話が多くて気が重い。
本日は、酪農業。
私は、25歳頃、酪農実習で北海道中標津に行った。
広い草原にホルスタインが草をはむ姿が好きだった。
実習に行って、たくさん思ったことがある。
①酪農家には休みがない。
(家族で旅行に行くには、前もって代替え要員を準備しないといけない)
②牛乳は安い。(2024年で生乳1㎏当たり122.3円)
③夏は暑くて食欲が減り、乳が減る。
④1頭が病気になり菌がでると、その時絞った生乳に食紅を入れ、全量廃棄になる。
⑤朝が早い。(4時)
⑥牛は賢く、実習生を見極め、おしっこを掛けたり、隣の牛との間に挟んで押したり、尻尾でひっぱたく。
⑦乳牛は乳を出すために子供を産み続ける。
⑧子牛がオスなら、共同牧場に集められ、1~2年でソーセージにされる。
⑨広い牧草地に生える毒草を手で抜く。
⑩機械で草刈りをし、干し、機械でまとめ、トラックに載せ、サイロへ運ぶ。
⑪牛のフンはあまり匂わない。掃除した草は外に貯めておくと発酵して温かい。
⑫エサは工夫されており、ビール酵母の搾りかすは良い匂い。
⑬牛のお産が始まると、一家総出となる
⑭お産が無事終わり、牝牛だとみんなが笑顔になる。
自分の実習先はお父さんとお母さんの二人で50頭ほど飼っていた。
今はどうしているのだろうか。
「大規模化」「効率化」、どこの業界も零細の苦悩は続く。
中標津の牛舎の裏から見上げた夜空は、
この世のものとは思えないほどの星が瞬き、
とても美しかった。
「酪農業倒産過去最多」のニュースで思いだした、
遠い昔の話である。
