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6月のとある日の昼下がり。突然、警察官の訪問がありました。
「今朝、こちらの利用者さんが建物から出て騒いでいたので、外へ出さないで欲しいと通報がありました。」との事。
実際に朝、玄関外(敷地内)へ出ていたご利用者が二人います。
お二人は駐車場の車を見るのが大好きで毎日眺めていました。
軽い認知症があります。
お一人は、「くそったれ❢❢」が口癖で、「なめとったらあかんぞ❢こらぁ❢」と一日言っています。
多分そのあたりで不愉快にさせるなにかがあったのでしょう。
警察の方に苦情の内容を聞いてもこれ以上の内容は把握していないとの事でした。
「ご近所で苦情がある以上、外へ出さない方がこちらの為ではないですか?」と言われ、
私は、情けないのと悔しいのとでつい、言い返してしまいました。
「ここに来られている方々は、高齢で日中の生活に介助の要る人達です。
しかし、全員、河内長野に住んで、家庭を営み税金を納め続けている市民です。
それが、外に出るなと言われるのはなぜでしょうか。
物を盗ったり、騒音をまき散らしたり、人を傷つけたりしたのならまだしも、
きちんとした理由がないとそれは出来ません。」
高齢者が厄介者になったのは、いつからでしょうか?
認知症が忌み嫌われているのはなぜでしょうか?
人生を懸命に生き、生活を築き、
それぞれ社会の一員として、まっとうに生きてきた結果が、
これでは悲しいですよね。
人生の最後を生きる人たちと、それを介護する家族の為に、
私たちはもっと頑張らないといけません。
まだまだ熱く、理不尽と闘って行きましょうか。