よっしいブログ
「幸福度」
自分の幸福度を考えてみた。
身体は、時折の体調不良があるものの、現状、命に関わる病気はない。
年相応に腰と六十肩に痛みがある。
睡眠障害があるが、薬でどうにかなっている。
これくらいは大丈夫だ。
仕事は、起業し19年目に入り、事業承継を考えて人員配置などを行っている。
自分のやるべき仕事が、自分を追いかけてくる現状は好ましい。
SNSで年下の昔の仲間が定年になった話題を見て、自由を手に入れたんだなあと羨ましくおもえる時もあるけどね。
家族は、同居の子供と、月に何度か訪ねてくれる子や孫たちがいて、寂しくはない。
趣味は、ソロキャンプや街歩き、地ビール、読書、アロマ、最近は着物のリフォームを始めて大変楽しい。
学びは、この年で経営にはまり、YouTube先生方に教えを請い、時間が足りないほど充実している。
お金は、先のことはあまり考えてはいないが、働いているうちは自転車操業でどうにかなると信じている。
自分の幸福度は、及第点以上だ。
人生はいろいろあって、どうにもならない出来事が次々と襲ってくる時がある。
今は平和だが、振り返ると、何度かのどん底があった。
その時は、幸福度など1ミリも考えなかったが、落ち込み絶望した時間も、一生懸命生きていたんだと思う。
さて、今、すみか寿に来てくれている60余名のご利用者の幸福度はどうなんだろう。
年をとって、介護が必要になった人の幸福度は、なにで測るのだろう。
認知症で自分の想いを伝えられない人の幸福度は、なにで測る?
家族は、家族の幸福を追い求めようとし、
私たちは、切り取られた時間の中でのみ、ご利用者を幸せにしたいと願っている。
ご利用者は、今、なにを幸せだと感じるんだろう。
我慢して、諦めて、周りに言われるままに過ごしているのが幸せだろうか。
ご利用者が、自分の幸せを求めて、あらがって、嫌がったり怒ったり勝手に歩いたり落ち込んだりする時に
「そうだよね、嫌だよね」と言ってあげられる、
そんな介護士になりたいなあ。
高齢者の幸福度が、高い社会をつくりたいね。
みんなで。