

「危機管理」
今年の夏は、異常が続いた。
酷暑としか言いようのない、じりじりと焼け付く暑い毎日だった。
8月初めは、特に酷かった。連日どこかで40度越え。
皆がデイに来てくれて、涼しい所で、スポーツドリンクなどを飲んでくれるのを見ると、本当にほっとする。
雨の降り方も異常だった。
線状降水帯という言葉もよく聞いた。
2014広島豪雨災害以来使われるようになったそうだが、
ただのゲリラ豪雨でなく、長時間続くのが恐ろしい。
7月、関東で雨のため、電車が止まってしまい、帰宅困難者が出た。
帰宅困難者と言えば、大阪万博では、大阪メトロの停電により、
一時3万人ほどが会場周辺に滞留した。
夜9時半に起こったため、帰れなくなった人が会場で一夜を明かした。
水を配ったのが午前4時頃。子供連れの方は大変だったことだろう。
たった1本しかないメトロなのだから、もしものことを考えて準備をしていなかったろうか。
改めて、危機管理について考えさせられた。
雨は想像を超えて降るのだから、
最悪を考えて、準備することが必要になる。
無理に家に帰らなくても、無事に一夜を過ごせる仕組みが必要だ。
介護事業所にはBCPの義務付けがある。
自分の事業所は、通所介護なので、原則家に送ることになる。
しかし、帰宅困難者が出た場合のために、3日分の食糧・水・トイレの準備をしている。
寝る場所は、ベッドとソファーを利用者に、スタッフは地べた。
発電機や歯ブラシなど、想像できる一応のものを準備している。
そして、年に1度の訓練時に食料や水の賞味期限をチェックし入れ替えている。
ひとつ出来ていないのが、酷暑時の冷房装置。
濡れタオルを首に巻き、扇風機でしのぐしかない。
体温調節のできない人は車へ避難するため、車のガソリンは半分を切らないよう日頃から気をつけている。
帰宅困難者のTAXに並ぶ列や、夢洲周辺の雑踏を見て、
「自分じゃなくてよかった」と思うだけじゃダメな時代だ。
「この中に自分がいたら」「自分がもし子供や年寄りと一緒だったら」
「自分を守って、出来れば近くの誰かも守るにはどうすべきか」
危機管理、
普通の日が少なくなってる気がする。
