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「薬剤耐性菌のニュースを見て」
正月明けのニュースで、
京都府立医科大学が研究中している「薬剤耐性菌」の話を知った。
医療や介護の現場にいる者として、
思わず画面に引き込まれてしまった。
(*記事はこちら)
https://www.kpu-m.ac.jp/doc/news/2024/20241024.html
施設などで注意が必要な細菌のひとつに「緑膿菌」がある。
緑膿菌は自然界のあちこちに存在する常在菌で、
浴槽や加湿器、人工呼吸器など、
水回りを中心に環境中に広く分布している。
健康な人が感染しても、ほとんど発病することはない。
しかし、免疫力の低下した高齢者が感染すると、
肺炎などを引き起こしやすい。
尿道カテーテルを使用している方や、
やけど・褥瘡のある方から検出された経験もある。
看護師は、病院での経験があるため、
この菌に対してかなり警戒心が強い。
一方で介護士は、
「常在菌やし日和見感染だから、
お風呂を最後にする、トイレ後の消毒を徹底するぐらいでよいのでは」
と見解が分かれる。
そういう意味でも、緑膿菌はなかなか厄介な存在だ。
その「緑膿菌」は、一般的な抗生物質が効きにくい、
治療が難しい菌として知られている。
そんな中で飛び込んできたのか、今回のニュースだった。
京都府立医科大学の研究では、
マウス実験において、
緑膿菌による肺炎に高い治療効果が示されたという。
もし、緑膿菌に感染した高齢者が、
きちんと治療できるようになれば、
生活の質は大きく変わるはずだ。
期待せずにはいられない。
