よっしいブログ
「なりたくない病気、第1位『認知症』」
コロナ前のなりたくない病気第1位は、癌だった。
コロナ後のなりたくない病気第1位は、認知症である。
癌は、2人に1人がなり、そのうち3人に1人が亡くなると言われていわれている。
認知症は、7人に1人がなり、2025年には5人に1人になると言われている。
罹患率は、癌よりずっと低いのに、なんで逆転したのだろう。
それは、認知症の得体の知れなさにあるのかもしれない。
「認知症ってどういう病気」と尋ねられて答えられる人は少ない。
認知症とは、脳が変異(細胞が死んだり、妙な物が増えたり)して、認知機能が低下する病気。
原因は不明で、治療薬はひとつ承認されたくらいで、治療法は確立していない。
何も分かってないし、治療法もない、って不安でしかない。
症状も怒ったり・どこか行ったり・同じことを何度も繰り返し言ったりと様々だが、
自分もそうなってしまうのかという不安以上に、周りの人に迷惑をかけたくない
という思いが、認知症にはなりたくない要因だろう。
認知症にかかる割合は、
60歳代・・・・2.9%
70~74歳・・・4.1%
75~79歳・・・13.6%
80~84歳・・・21.8%
85~89歳・・・41.4%
90~94歳・・・61%
95歳~・・・・79.5%
(厚生労働科学研究費補助金 認知症対策総合研究事業
「都市部における認知症有病率と認知症の生活機能障害への対応」(平成21~24)
総合研究報告書より、認知症・虐待防止対策推進室にて数字を加筆
研究代表者 朝田隆(筑波大学医学医療系)
認知症は加齢とともに罹りやすくなる病気である。
長生きするという事は、リスクが増えるということだ。
認知症もその一つに過ぎない。
長寿国日本に生きるものとして、
「健康寿命が終わった後、死ぬまでをどう生きるか」
その覚悟を求められているのではないだろうか。
吉村全永