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よっしいブログ
「音」
旅行先でJRの特急に乗った時の事。
レールの継ぎ目を走る音がリズミカルで、小気味良かった。
ゆっくり走っているときは、「ガタンゴトン」
少しスピードがあがると、「ハローキックバック・ハローキックバック」
高速では、「ドウーコトダ・ドウーコトダ(どう言う事だ)」と聞こえた。
一度、言葉に聞こえるとスピードが変わるまで聞こえ続けた。
普通に暮らしていると、気にも留めないいろんな音が、私の周りにあふれているんだろう。
家で今、見ていて楽しいことに、ドラム式洗濯乾燥機がある。
洗濯機は水にどっぷり浸して、ぐるぐる回す水流で洗うものだと思っていた。
ところがドラム式は、少しの水で、ドラムのてっぺんから洗濯ものを落とすことで洗っているのに気づいた。
洗濯物が落とされる「ガコン・ガコン」という音が楽しい。
部屋では、換気扇の「ウーーーーー」という低い音が、集中力が切れたときに聞こえてくる。
空気清浄機の「シュオーーーー」という小さい音は、夜布団に入って電気を消した後に聞こえる。
耳をすませば聞こえてくる音は、普段は意識しない音で、
人間の脳は、音の全てを認知しないように調節してくれている。
すごいな。
自分の聞きたい音だけを際立たせて聞かせてくれる。
仕事場で聞くと、一瞬で体が動いて走り出す音がある。
一つは、「ドサリ」
ご利用者が倒れた床音。
これは無意識に緊張が走る音である。
もう一つは、「グェッ」
ご利用者が喉を詰めた音。
どんなに小さな音でも聞き逃さない。
そして、仕事場で一番心地よい音は、
遠くの事務室から聞く、みんなの笑い声のさざめき。