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「介護サービス事業者経営情報データベースシステム」ってなんよ
介護サービスを行っている事業所は、1月から3月の間に、
「介護サービス事業者経営情報データベースシステム」に
経営情報を入力しないといけない。(やたらと名前が長い)
うちは極小さな事業所なので、さっさと済ませてしまった。
でも、やらされ感が強いので、やりながら疑問は湧いてくる。
なにが知りたい?
なにをどうしたい?
令和5年に改正された介護保険法に則って、
厚生労働省は、介護サービス事業者の経営状況を把握し、
課題に的確な支援策を検討するために行うのが目的と言う。
我々の様な零細な事業所が、「もうやっていけない」「お金がないから助けて」
というデータを出たとしても、支援などしてもらえるとも思えない。
厚労省の目は、社会福祉法人と大企業と、どこか他に行っていて、
小企業はひとくくりにされて終わりなんじゃないかと思っている。
やるせない作業だ。
報酬は国保連で分かるし、
職員数は情報公表で分かる、
決算書は税務署が把握している。
毎年毎年法人税を納めている身としては、
社会福祉法人の内部留保額が知りたいな。
今年の入力画面では、必須項目は大枠だけで、詳細の多くが任意記載となっていた。
システムが出来ている以上、厚労省が本当に知りたかったのはそっちなんだろうと勘ぐってしまう。
介護内容と言え、経営状態と言え、
その収集した膨大なデータを
一体いつどうしてくれるというのか。
一体誰のために?
増えた仕事を粛々と終えたから、
ちょっと愚痴ってみたくなった。