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「月と太陽」
朝、通勤の途中に山際に目をやると
大きなまあるい月。
今にも隠れていく直前の月は、
クリーム色で大きな満月だった。
ああ、夜の間、ずっと光っていたんだな
たくさんの人に見上げてもらえたろうか
役目を終えて沈む月を見続けていた。
夕暮れ、家路につく正面の山際に
真っ赤に燃え尽きそうな、いびつにまあるい太陽。
今にも沈む寸前の輝きは、
どこまでも紅で、もろく壊れそうで
冬の日の終わりを告げる。
沈む月と沈む太陽。
終わりの姿を美しいと思った。