デイサービスすみか寿の吉村です。

今日は、不安について。

ご利用者は、いろいろな事を不安に思っています。

ポケットに手を突っ込んで「あれ？財布がない！」から始まる不安。

気づくと知らない人がいて「こんな所にいる場合じゃない！帰らなくちゃ」とあせる不安。

にこにこと笑顔で近づてきた人に、小部屋に連れていかれ、服を脱がされて、「なんだ！これは！」と湧き起こる怒りと、何をされるのか分からない不安。

いつまでたっても家族が迎えに来ない不安。

お金もないのに、食事を出され、食べろと言われるときの不安。

いつでもおしっこに行きたい感じがして、漏らさないかと不安。

よく分からない言葉かけで手を引っ張って連れていかれる不安。

きっと、一日中、自分で解決できない不安と戦っています。

年を取るということ、認知症になるということ。

それは得体のしれない不安と戦い続けるということ。

専門職としての力が試されている毎日です。