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「失敗」
その日は、朝から緊急事態が発生した。
自分は、どうしてもご家族と連絡を取りたかった。
情報ファイルに乗っている家族のスマホに、電話をした。
何度も何度も電話をした。
7分間に8回電話していた。
とても焦っていた。
で、ご家族に会えてほっとした。
暫くして、知らない電話番号から電話がかかってきた。
3~40代くらいの女性からだった。
「私の母から、下番号●●●●なんですが、
昨日か今日か、何度も電話が掛かってきて、気持ち悪いと電話があったんです。
何の御用でしたか?」
「昨日はこちらから電話をしていませんが・・・
今朝はどうしても連絡したい人がいて、何度も電話をしました。
●●●-●●●●-●●●●です。」
「それは母の電話番号です。ただ間違っただけですね」
「はい、すみませんでした。」
ファイルを見直すと、字が小さくて潰れ気味で、
側のご家族に、番号を聞くと、4文字目を間違えていた。
緊急事態で老眼鏡を持っていなかったのと、
読みづらい文字だと分かっていながら、他のページなどをみて確認しなかったことが原因である。
自分の失敗に気付いた時、
さっきの人に、きちんと謝れたなかったと悔やんだ。
知らない電話だと、ついついぞんざいに返事をしてしまうから、
自分の返事が、相手にどれほど不愉快な思いをさせたことだろう。
失敗をしたときに、その人の人柄が分かる。
会社の会見でも、失敗をして謝る危機管理の時の発言が、
会社のイメージを大きく左右する。
きちんと間違いを認め、深く謝れなかったことを悔やむ。
さぞ、その女性のお母さまは、恐かったのだろう。
自分の失敗を、そのお母さまに直接謝れないので、
ここで、謝りたい。
「怖い思いをさせて、本当に、申し訳ありませんでした。」