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「お盆がすんだら、すぐお彼岸」
スーパーにお彼岸のお供物が並んでいた。
この間、お盆だったのに、心せわしい。
母が生きていた頃、口げんかばかりしていた。
互いに意地を張るように、やさしい言葉をかけなかった。
母が居なくなるなんて想像もしなかったが、
居なくなれと思ったことはあった。
そして、あっという間に母は、居なくなった。
自分は、寂しくなるはずなんかない思っていたが、
今は寂しくて仕方がない。
優しくしてくれた思い出はないが、
いつでも自分を見守ってくれていたことに、今更気付く。
存在を頼って生きていたのは自分で、
守られていたのは自分の方だった。
気づくのが遅くて嫌になるが、
お盆やお彼岸が気になるようになって、母を思いだす。
今更、親孝行は出来ないが、
思いだすことだけ、それが唯一の親孝行。
簡単で安上がりの親孝行です。