

「ノロウイルス」
冬場でこわい食中毒は、ノロウイルスだ。
当事業所では、4~5年前に一度、テーブル感染を起こした。
その時は、昼食中に嘔吐されたご利用者(保菌者)がいて、
同じテーブルで食事をしていた他のご利用者にうつってしまった。
コロナ前なのでアクリル板などもなく、
嘔吐物の処理などは、マニュアル通りに行ったが、それでもうつった。
それからは毎年、ノロバケツ(蓋つきバケツにビニール袋を付け、中に、ハイター・霧吹き・手袋・ティッシュ・新聞紙・ビニール袋を入れている)を冬前に準備し、
年に一度、牛乳を嘔吐物と見立てて、予防訓練をしている。
内容は、1秒でも早く、他の利用者を遠ざけ、
1秒でも早く、嘔吐物が見えないくらいティッシュや新聞紙を重ね、
上から、ハイターをかけ、手袋をした手で素早くバケツに入れ口を縛る。
何度もハイターを噴霧しては拭き、テーブルをきれいにしたら、手袋・マスクなどを含め全てのものをビニール袋に入れて捨てる。
吐いた本人は、素早く事務室に連れて行き、汚れた服は脱がしてビニール袋に入れ、
口の周りや手などを洗い、帰宅準備をする。
他のスタッフは、窓を開けて空気を入れ替える。
当事業所の感染マニュアル「感染症の休みの対応」では、
ノロウイルスが一番厳しく、ご本人がなった場合は、症状が出ない日が3日続いた翌日まで、家族がなった場合は、家族の症状が治まって3日経つまでご利用を控えて頂く。
家庭でスタッフの家族が嘔吐した場合でも、嘔吐現場にいたら原則3日間は出社禁止である。
非常に強力な感染力で、症状は発熱や吐き下しがひどく、高齢者は脱水症状や重度化がおこるケースもあり、要注意なのだ。
昨夜からテレビで、我が町・河内長野市でミシュランを取ったことのある日本料理店の料理や弁当を食べた男女56人が、ノロウイルスを発症したと報道があった。
この店は、2月8・13日に提供した食事で33人の下痢・嘔吐がありノロウイルスが検出され、2日間の営業停止と5日間の自粛を行った。
再開後の22日~24日に提供された料理により23人の下痢嘔吐が起こり、再びノロウイルスが検出された。
調理にかかわった7人のうち6人からノロウイルスが検出されたそうだ。
ノロウイルスは、汚染された加熱不十分の食品を食べる(経口感染)、
感染者の便・嘔吐物に触れた手で触ったドアノブ・スイッチ等から(接触感染)、
嘔吐物が飛散した際そばに居て飛沫を吸い込む(飛沫感染)、
便・嘔吐物が乾き、付着したホコリと共に漂った空気を吸う(空気感染)
と、いろんな形で、簡単にうつってしまう。
本当にたちが悪い。
立ち向かうには、石鹸で充分な手洗い(アルコール消毒は効かない)、加熱、塩素消毒、の徹底。
症状が治まっても、しばらくは便からウイルスが出るので、症状が出なくなっても3日は用心しよう。
今回のニュースは、シミュレーションできる機会を貰ったと考え、
自分や事業所の事に置き換えよう。
まとめ
「ノロは本当に、すぐうつる。」