

「万博はすごい」
一昨日、万博へ行った。
そこでプチハプニングが起こった。
なんと自分は歩けなくなって、娘に車いすを押してもらう羽目になったのだ。
実は、毎年インテックス大阪で行われている「バリアフリー展」に行っている。
この日は朝一で行く予定だった。
今年のお目当ては、褥瘡予防マットレス・腰痛防止の介護ロボット・福祉車両。
3つの建物を精力的に回り、試し、話を聴いては、超足早にぐるぐる回った。
なんでそんなに頑張って回ったのか。
実は、中ふ頭の三つ向こうの駅で万博が開催されていた。
ここまで来て、ついでに行かない理由がなかったから。
お昼を済ませて万博へ。
一番に、どうしても欲しかったスタンプ帳を手に入れ、
そろそろ空になった水筒にお水を補給しようかと思っていた時、
身体に少し異常が起こった。
足が上がらず、スリ足になり、つま先が何度かつっかかった。
「普通に歩いているだけなのになんで?」と考えながら、
転ばないように、足をしっかり上げて歩こうと意識した。
一緒に行った娘が「みゃくみゃくの写真撮って来る」と走って行ったその時、
両足ともの下肢筋肉(前も後ろも)が一度につった。
激痛で、1ミリも足を動かせなかった。
「このまま転倒するのか、大けがするやん」と頭の隅で考えながら立っていた。
痛い!痛い!痛~い!
痛いけど転倒を避けて、どうにか足を投げ出して座り込んだ。
足首を手前に引いてふくらはぎのつりを治そうとすると、
ふくらはぎの痛みは治まるが脛下の前側の筋肉が強烈に痛くなる。
つま先を伸ばすと脛下の痛みは軽くなるが、ふくらはぎが強烈に痛む。
それも両足。
いつまでエンドレスで繰り返すのかと絶望的な気持ちだった。
すぐに場内案内の女性が近づいてくれ声をかけてくれ、
ガードマンに車いすを持ってくるように手配してくれ、
娘も戻ってきて、救護室まで連れて行かれた。
そんなひどい救護人でもないから断りたかったが、決まりだろうと成り行きに任せた。
簡単な問診票に記入し、OS-1を頂いた。
足のつりは軽減していたが、大屋根リングを歩くと、またつりそうだったので、
ガードマンさんに車いすを借りる場所まで、緊急用の車いすを押してもらい、
子供に借りてきてもらった。
倒れてから車いすで出直すまで、30分足らずだった。
皆様にお世話をお掛けしましたが、
対応の素晴らしさに感激し、貴重な体験だった。
子供に車いすを押してもらって、
大屋根リングも半周したし、
車イスで入れないパビリオンはなかったし、
トイレもきれいで空いていた。
車イスに気付かずぶつかった人たちは、
口々に、「すみません」「sorry」と言ってくれた。
こちらの方こそ「痛い思いをさせて申し訳ない」である。
こんなはずじゃなかった万博見学だったが、
それはそれで、楽しめた。
これからは一人で行くので、
体調を整え、漢方も飲み、筋肉も鍛えようと思う。
通年券を買おう。