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「濃密な時間」
60歳の半ばを越えて生きていると、
周りの人たちがちらほらと
鬼籍に入っていく。
親だったり、仲間だったり、大好きだったミュージシャンだったり。
大学時代の部活の先輩が鬼籍に入られた。
もう何十年も合っていないのに、
遺影の写真を見せてもらって、
周りの人たちのコメントを見せてもらって、
あの頃のことを強く思い出した。
ホコリのかぶったアルバムを引っ張りだし、
懐かしい思いで見る。
一枚一枚、ゆっくりと時間をかけて見る。
あの頃の空気感、匂い、声、人が動く時の空間の揺れ、たくさんの楽器の音、風、笑い声、鼓動まで、
実感できるほど蘇ってきた。
この年になって、自分の人生を振り返ってみると
一番、濃密な時間を過ごしていたんだなあと思う。
お金はなくて、時間だけがふんだんにあった。
若くて、自分勝手で、恋して、失恋して、呑んで、暴れて、
泣いて、笑って、悔しくて、落ち込んで、はしゃいで、
恥じらいもときめきも切なさも後悔も背中合わせに生きていた。
一番濃密な、黒歴史ともいえる青春時代。
アルバムを閉じたら、懐かしい歌を口ずさんでいた。
「~めぐる季節 流れる時 人生のそれぞれに
終わりがあり始めがある そして別れがある~」
青春の唄 – 我夢土下座リサイタルより-歌詞-高石ともやとザ・ナターシャー・セブン-KKBOX
孫たちにこれから来る青春が、
濃密な時間になったらいいな。